心筋梗塞・狭心症
こんな“気づき”はありませんか?

「心筋梗塞」は死につながる恐い病気!
心臓の筋肉(心筋)に栄養を送っている冠(状)動脈が、動脈硬化のために狭くなったり詰まったりして、心筋に十分な血液がいきわたらなくなって(虚血)発作を起こすのが狭心症・心筋梗塞です。狭心症は血液不足が一時的なもので心筋の回復が可能ですが、心筋梗塞では心筋が壊死してしまいます。
心筋梗塞は命とりになりかねない恐い病気ですから、心筋梗塞になる前の狭心症の段階で「早期発見」をして、治療を始めることが大切です。
なお、高齢者や糖尿病をもった人は、無症候性(無痛性)心筋梗塞といって、吐き気やだるさだけで胸痛の症状がでないことがあるので注意が必要です。
「心臓ドック」が早期発見のキメ手
狭心症や心筋梗塞の早期発見には、関連した複数の検査を組み合わせて心臓の状態をチェックする「心臓ドック」(自費診療)が有効です。
検査項目としては、24時間心電図測定機器を装着して1日の心臓の動きをみる「ホルター心電図検査」、運動したときの心臓の状態をみる「トレッドミル運動負荷試験」、心臓の弁の動きや血液の流れを観察する「心エコー(心臓超音波)検査」などがあります。これらの検査は専門医のいる病院で受診した方がよいでしょう。
受けてほしい方
- 高血圧の方
- 脂質異常症の方
- 糖尿病の方
- タバコを吸う方
- 脳卒中や心臓病の近親者がいる方
- 心臓に不安がある方
- メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に該当する方
おすすめの検診間隔
40歳を過ぎたら、年に1度の割合で受けることをおすすめします。
狭心症の治療法「ステント療法」
狭心症の治療では外科的にバイパスをつくる治療が長く行われてきましたが、手術療法より患者さんの負担が軽いのが「ステント療法」です。
これは、ステントと呼ばれる金属製の網を血管の中へ入れてバルーンを膨らませると、ステントも広がります。それからバルーン(風船)を抜き取るとステントが血管内に残って、狭窄(狭くなること)が改善され、血液の流れが確保されるという治療法です。最近では、このステントのタイプが、金属だけのものに加え、薬剤溶出型というタイプが登場しています。両者にはそれぞれ一長一短がありますので、治療の際は主治医とよく相談することをおすすめします。

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