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要介護の原因となる病気の解説と予防法

関節リウマチについて(前編)

関節リウマチとは

関節リウマチとは、いくつかの関節に炎症が起こることで、腫れや痛みが生じる疾患です。
進行すると骨や軟骨が破壊されるため、関節の変形や強い痛みが生じたりします。「自己免疫疾患(※1)」と呼ばれる病気のひとつです。

関節リウマチの発症は30~50代の壮年期の女性に多く、ピークは40代です。関節リウマチは完全に治るケースは少なく、現在、日本の患者数は70万人以上とされています。

関節リウマチの経過は、以下3つのタイプに分けられます。

  • ①発症後、数年は比較的軽い関節破壊の進行がみられるが、それ以後は強い症状が出ないタイプ
  • ②症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すタイプ
  • ③短期間で一気に関節の破壊へと進行するタイプ

①では、日常生活に多少の支障があっても、問題なく過ごせる場合が多いです。

②、③では、関節破壊の進行に伴い、日常生活で補助具(※2)の使用や介助が必要になることや、加齢によって筋力が低下した場合に、介護が必要になることが考えられます。

このような背景から関節リウマチは、公的介護保険制度では加齢が原因となる疾病を示す「特定疾病」と認定されています。したがって、40~64歳で介護が必要な状態となった場合でも、65歳以上と同等に、公的介護保険の給付を受けることができます。

  • ※1. 人間の免疫機能は、正常に働くと体内に入ってきた異物のみを攻撃するため、細菌やウイルスの増殖を抑えることができます。しかし、自己免疫疾患では、自身の身体の正常な細胞まで攻撃するため、炎症が起こってしまいます。自己免疫疾患は関節リウマチのほかに、「全身性エリテマトーデス(SLE)」や「シェーグレン症候群」、「ベーチェット病」などが挙げられます。
  • ※2. 運動機能の障害がある人が日常生活を自立できるように工夫して考えられた道具を指します。

なぜそうなるのか

関節は「関節包」という膜で包まれており、内側は「滑膜」という膜で覆われています。滑膜の中は関節液で満たされています。関節リウマチになると、免疫が正常な働きをしている滑膜を攻撃してしまうことで、関節に炎症が起こり、滑膜の細胞が増殖して関節液も増加します。同時に、人体には古くなった骨の細胞を壊す「破骨細胞」がありますが、破骨細胞も免疫の異常により増殖するため、軟骨・骨の破壊が進行します。よって、関節リウマチでは、滑膜細胞や関節液の増加による炎症と骨・軟骨の破壊により、痛みや関節の腫れ、変形といった症状が表われます。

(後編)関節リウマチの解説

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