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がん④子宮頸がん

子宮頸がんの自覚症状は?

早期では自覚症状はありません。まれに不正出血、性交時出血、おりものの異常といった症状がみられることもありますが、多くの場合、子宮頸がんの初期段階では何の症状もありません。したがって、早期発見のためには、“検診”を受けることが必須です。

若い女性に急増している「子宮頸がん」

子宮頸がんは、子宮の入り口付近(子宮頸部)にできるがんです。かつては60代の女性がかかりやすいがんでしたが、高齢者の方々は子宮頸がん検診の受診率が高いため、最近は発生率が少なくなりました。一方、30代をピークに若い世代の発生率が急増し、25~39歳がかかる女性特有のがんの中では最も高い発生率を示しています。(財団法人がん研究振興財団「がんの統計’10」より)。

子宮頸がんの原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるものです。HPVは性的接触があれば誰でも感染する可能性があるといわれるほどごくありふれたウイルスで、普通の男女に広く存在しています。HPVの感染自体は病気ではないため、治療の必要はありません。ほとんどは人間の免疫機能により自然消失します(HPV感染からがんになる人の割合は約1,000人に1人)。

HPVには100種類以上の型があり、発がんリスクの高さによって、それぞれ高、低リスク型に分かれます。このうち高リスク型のウイルス感染が長期間に及んだ場合、一部が異形成というがんの前段階(前がん病変)を経て、がんに進行することがわかってきました。前がん病変の段階で“検診”で「早期発見」すれば、確実に治療ができ、女性にとって大切な子宮を守ることができるのです。

子宮・卵管正面断面図

更年期、閉経後の女性は特に注意したい「子宮体がん」

子宮体がんは、子宮の奥にできるがんです。同じ子宮のがんでも子宮頸がんとはがんのなりたちが異なり、予防・早期発見の方法や治療法にも違いがあります。
年齢別にみた子宮体がんの罹患率は、40歳代後半から増加し、50歳代から60歳代にピークを迎えます。近年、子宮体がんは年齢に関係なく増加する傾向にあるので注意が必要です。

子宮体がんは、エストロゲン(女性ホルモン)によって増殖するタイプと、エストロゲンに関係なく発生するタイプに分けられます。リスクとしては、閉経年齢が遅い、出産歴がない、肥満などがリスク要因とされています。その他のリスク要因として糖尿病、高血圧、乳がん・大腸がんの家族歴との関連が指摘されています。

閉経後の不正性器出血に要注意

子宮頸がんと異なり、子宮体がんは初期のうちから不正性器出血が起こりやすいという特徴があります。特に更年期や閉経後に不正性器出血やおりものの異常が起こったときには、子宮体がんの疑いを考えて必ず検査を受けましょう。
閉経期以降の出血があったら、まず、病院を受診し、子宮体がんに関しての検査を受けましょう。

子宮体がんの治療法

子宮体がんに対しては、手術が第一の選択肢になります。
がんが子宮外に広がっていなければ、病気の進行期がI、II期でほとんどの患者が治癒します。また、がんが子宮内膜にとどまっているごく初期のがんで、将来妊娠を希望する患者は、子宮を残す治療法も試みられています。

進行がんの場合は、子宮と卵巣、子宮周辺の組織、膣の一部を切除し、さらに骨盤および腹部大動脈周囲のリンパ節も取り除きます。がんがリンパ節や他の組織に転移しているときは、手術の補助療法として、放射線療法や化学療法、ホルモン療法を行います。

早期発見のポイントは、子宮頸がん検診(細胞診)

現在行われている子宮頸がん検診の方法は「細胞診」で、企業(健康保険組合)や市区町村などで一般的に行われている検査です。できれば性体験のあるすべての女性に年に1回受けていただきたい検査ですが、現実には検診を受けている女性は2割程度しかいません。子宮頸がんは、自分で検診を受ければ予防できるがんですので、ぜひとも定期的に検診を受けられることをおすすめします。

最近では、細胞診とウイルスの型を調べる「HPV検査」を併用する医療機関・検診センターも増えてきました。HPV検査では、子宮頸部の細胞を採って高リスク型のウイルス感染の有無を確認します。細胞診が陰性、あるいは、ごく軽度な異常で細胞診のみで判断に迷うような症例で、HPV検査は有用性を発揮します。(細胞診で確定できない症例にかぎり、HPV検査は公的医療保険の保険給付の対象となります。)

細胞診

ヘラ、ブラシ、綿棒などで子宮頸部の表面を擦り取り、顕微鏡で調べる検査です。自分で行う方法(自己採取法)も一部にあるようですが、精度が低いです。がんが最初に発生する部分から十分な細胞を採らないと正しい結果が出ないため、やはり医療機関等で検診を受けられることをおすすめします。

受けてほしい方

20歳代以降の女性全員(症状が起こる前に受けましょう。性体験のある方はすべて)

おすすめの検診間隔

20歳代から、年に1回の検診をおすすめします。

治療は、外科療法と放射線療法が中心

子宮頸がんの治療は、がんの性質や進行状況等によって方法が異なりますが、外科療法や放射線療法、化学療法が中心になります。

ごく早期のがんであれば、子宮を残す手術が可能です。代表的な子宮温存手術は、「円錐切除手術」です。これは子宮頸部だけを部分切除する方法で、手術後に妊娠、分娩も可能です。
がんが子宮頸部の外に広がっている場合は、広範な手術(子宮の周囲および骨盤リンパ節)や放射線療法が治療の中心となります。さらにがんが進行し、リンパ節に転移するなどした場合には、手術の補助療法として放射線療法と化学療法を併用します。

子宮頸がんを予防するHPVワクチンが日本でも実用化に!

子宮頸がんを予防するワクチンがすでに開発、実用化されていることをご存じですか。子宮頸がんに特に関係する高リスク型のHPV感染を予防するためのワクチンが、現在世界100か国以上で承認され、実用化されています。日本でも2009年10月に承認され、同年12月より一般の医療機関で接種を受けることができるようになりました。

女性特有の病気に関する基礎知識

ライフスタイルの変化とともに増えている女性特有の疾患です。
がん以外の病気についても知識を深め、早期発見につとめましょう。

子宮筋腫

子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍です。最も多く発症する年齢は40代で、30~50代に多い病気です。初期にはほとんどが無症状ですが、典型的な症状としてあげられるのは過多月経です。大量に出血したり、月経期間が長くなったりすることで貧血になり、息切れや動悸が起こります。

子宮筋腫の治療法

大きく分けて、薬物療法と外科療法があります。薬物療法はホルモンを抑制する薬で月経を止め、閉経したときと同じ状態にして筋腫の成長を抑える方法です。外科療法には、子宮を残す「子宮筋腫核出術」と子宮をすべて取る「子宮全摘術」があります。

貧血

貧血は、血液中のヘモグロビンという赤いたんぱく質が少なくなっている状態です。具体的には、ヘモグロビンが正常値以下(1dl中男性12g以下、女性11g以下)に減少した状態のことをさします。
酸素を運ぶヘモグロビンが不足するため、貧血になると、脳、筋肉、心臓などにいろいろな症状が起こります。脳が酸欠するとめまいや頭痛となり、筋肉が酸欠するとだるくなったり、疲れやすくなります。心臓が酸欠すると狭心症のような胸痛が起こります。その他、酸欠を解消しようとして、心臓の収縮が速くなり、そのため動悸や息切れが起こります。

貧血の治療法

女性に多いのは鉄欠乏性貧血といって、鉄分が不足するために起こる貧血で、軽度の場合は鉄剤を飲めば治ります。しかし、造血能力が低下したり、胃腸から出血していたり、子宮筋腫があって過多月経になっていることで起こる場合は、まずはそれをきちんと治す必要があります。

妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群は、高血圧・たんぱく尿・むくみが3大症状とされていて、以前は妊娠中毒症と呼ばれていました。高齢妊婦や多胎、高血圧家系の妊婦に多く発症しますが、太りすぎが原因となっていることもあります。
胎児の発育不良や死産を起こしやすく、母体にも腎臓障害などの後遺症を残すことがある危険がある病気です。「早期発見」のためにも妊娠中の定期健診は必ず受けましょう。

妊娠高血圧症候群の治療法

カロリー制限や塩分制限など食事療法が中心で、必要に応じて薬物療法の処置がとられます。

このサイトでは、病気・症状に関する一般的な記載をしております。個々の病気・症状については、主治医、専門の先生にご相談ください。

また、このサイトでご紹介している病気・症状が東京海上日動あんしん生命で発売している医療保険・がん保険等の生命保険商品の保障対象になることをお約束するものではありません。保険のご加入をご検討されるにあたっては商品パンフレットおよび「契約概要」を、また、ご契約の際には「注意喚起情報」および「ご契約のしおり・約款」を必ずご覧ください。

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