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5疾病について調べる

がん②肺がん

肺がんの自覚症状は?

早期では自覚症状はありません。中心型肺がん(下記参照)では比較的早い時期から、「咳や痰が続く」「痰に血が混じる」といった症状がみられることがありますが、多くの場合、肺がんの初期段階では何の症状もありません。したがって、がんを早期発見するためには、“気づき”を待つのではなく、積極的に“検診”を受けることが必要です。

肺がんの検診方法

胸部X線検査

企業(健康保険組合)や市区町村などで一般的に行われている検査です。肺の奥のほうにできる末梢型肺がん(下記参照)を発見するのに適しており、15ミリ程度以上のがんを発見することができます。

受けてほしい方

喫煙、非喫煙に関わらず50歳以上の方

おすすめの検診間隔

年に1回の検診をおすすめします。
タバコを吸う方、過去に喫煙歴のある方は、上記に加え年に1回、喀痰細胞診をされることをおすすめします。

喀痰細胞診

痰の中に肺がんを疑う細胞がないかを調べる検査です。
痰の多くは肺の入り口に近い、比較的太い気管支から分泌されるため、中心型肺がん(下記参照)の発見に有効です。(タバコを吸ったことのない方は、基本的に中心型肺がんにはかからないといわれていますのでタバコを吸う方が対象となります。)

マルチスライスヘリカルCT検査

高精度の低線量マルチスライスヘリカルCTによる最新の検査方法です。胸部エックス線検査では発見しにくい、心臓や太い血管や横隔膜の後ろに隠れたがん、10ミリ以下の小さながんも発見することが可能です。

以下に該当する方はマルチスライスヘリカルCT検査をおすすめします。
  • タバコを吸う方
  • 受動喫煙などで肺がんが心配な方
  • 可能な限り初期の段階で肺がんを発見したい方
おすすめの検診間隔

発症リスクの高い方は毎年。リスクの低い方も早期発見のためには、最低数年に1回は検診されることをおすすめします。

マルチスライスヘリカルCT検査 写真:亀田総合病院附属幕張クリニック提供

がんによる死亡者数の第1位、肺がん

日本人の死亡原因のトップであるがんの中で、最も死亡数が多いのが肺がんです。2009年のデータでは、67,583人の方が肺がんで亡くなりました。死亡数は男性のほうが女性より多く、女性の約2.6倍にのぼります。これは男性に喫煙者が多いことが密接に関係していると考えられます。
※数字は平成21年人口動態統計(確定数の概況)より

肺がんは発生場所によって、下のような種類に分類されます。

発生場所による分類

治療は手術、再発・転移防止は抗がん剤が中心

肺がんの治療法は、がんの種類や進行度、患者の健康状態などによってさまざまな治療法が用いられます。
主な治療法としては、次のようなものがあります。

外科療法

外科療法は、肺の切除手術が基本であり、最も効果が高い(非小細胞がんとよばれるがんの早期でリンパ節に転移していなければ、手術をした場合の5年生存率は、病期I期〈IA、IB期〉で70%※)ことから、肺がん治療の中心となっています。開胸手術と胸腔鏡(胸部用の内視鏡)を使って手術する方法があります。
※国立がんセンターがん対策情報センター「がん情報サービス」より

レーザー治療

最近は、光感受性物質を注射したうえでレーザー光線でがんを攻撃する「光線力学療法」が、ごく早期の中心型肺がんに対する効果のある治療法として登場していますが、肺がんの一般的治療ではありません。対象となる方はごくわずかです。

放射線療法

放射線でがんを死滅させる治療法です。
通常、一方向から患部を照射する方法が用いられますが、一部のがんには「定位放射線治療」という方法も用いられます。これは、放射線を多方向から1点に集中させてピンポイント攻撃する治療法で、がんが小さくリンパ節転移が認められないケースに限って有効とされています。

この他、「陽子線治療」「重粒子線治療」といった最新の放射線治療法も登場し、注目されていますが、先進医療としてしか認められていませんので、公的医療保険での医療費自己負担の外に、300万円程の技術料全額自己負担が発生します。

化学療法

化学療法は、通常はまず「プラチナ製剤」といわれる抗がん剤とその他の数種類の新規抗がん剤の内の1つを組み合わせて使用します。
組織のタイプが「小細胞がん」とよばれるがんでは化学療法が効果的である場合が多くみとめられますが、「非小細胞がん」とよばれるタイプは抗がん剤が効きにくく、現状では抗がん剤のみでがんを治癒させることは不可能です。

治療の基本はあくまでも外科療法(手術)であり、次いで放射線療法です。抗がん剤は主に、最初から手術できない方の治療として、また術後のがんの再発を防ぐことを目的に用いられます。またある程度の進行肺がんに対しては、化学療法、放射線療法、外科療法のうち2つ以上を組み合わせる集学的治療で治療成績を改善しようという取り組みが盛んに行われています。

新しいタイプのがん治療薬「分子標的治療薬」

分子標的治療薬(肺がん治療薬では一般名ゲフィチニブ〈商品名イレッサ〉など)はがん細胞を中心に攻撃する治療薬で、副作用が一般の抗がん剤より少ないといわれています。がん細胞の増殖をつかさどるシグナル伝達機構が解明されてきて、その増殖因子を特異的に抑制してがん細胞の増殖を防ごうというものです。
これまでの殺細胞性抗がん剤に比べて、正常細胞には副作用が出にくいという特徴がありますが、従来経験しない思わぬ副作用がある場合があり、やはり注意は必要です。

治療後の定期検査

治療後5年間は、施設によって多少の差はありますが、3~4か月に1回通院し、定期検査を行うのが一般的です。
がん治療は大部分のものは第1回目の手術が勝負で、再発してきた場合、よほど条件が良くなければ、治癒に結びつく治療はないのが実情です。定期検査を受け再発がなければ、それは検査の無駄ではなく、その後数か月の安心のために受けると思ってください。

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