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事例で見る5疾病

肝硬変による長期就業不能となる事例

① 発病まで

肝硬変

50代男性。
飲食店経営。忙しく、不規則な生活が長年続いている。
かなりの酒豪で、店の営業終了後深夜から朝方まで飲み明かすことも多かった。
人間ドックで高血圧、肝機能について指摘され、二次検査を勧められることもあったが、特に自覚症状がないため、長年放置していた。





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② 発病

ここ数ヶ月、疲労感がなかなか抜けず、家に帰ると動けないくらいのだるい状態が続いていた。妻に病院に行くことを勧められていたが、忙しさと歳のせいだろうと、あまり気にしていなかった。

しばらくすると仕事場で、「肌の色が黒くなった。」「日に焼けた。」と言われるようになったが、夏の日差しのせいだと思っていた。
しかし、数週間微熱が続くようになっており、食欲もなく、時には吐き気をもよおすこともあったため、病院で受診。血液検査や画像診断などの結果、「肝硬変」と診断された。

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③ 入院~治療

肝炎ウィルス保持者ではなかったため、おそらくアルコール性肝炎の状態を数年~十数年放置し、肝硬変に至ったと考えられた。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるように、病気になってもはっきりとした自覚症状が現れにくいのが特徴で、症状が現れたときには病状が進行している場合も多い。

男性の場合すぐに入院し安静が必要となった。肝臓の状態も悪く、食道静脈瘤や腹水も併発していたのだった。
入院中は、点滴と食事療法を実施し、血液検査の数値にも改善が見られるようになった。
腹水は利尿剤の内服により改善し、食道静脈瘤については、硬化剤を注入し静脈瘤を固め破裂しないような処置を行った。

 
  • ※食道静脈瘤
    肝硬変の合併症の一つで、食道粘膜下の静脈が隆起し、瘤(こぶ)のようになること。それ自体は無症状だが、静脈瘤が破裂することで吐血や下血がおこり、大量出血につながるおそれがある。
  • ※腹水
    肝硬変の合併症の一つで、お腹の中(腹腔内)に通常より多量の体液が貯留すること。貯留した体液が増えると、内臓や肺を圧迫して不快症状が出現する。

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④ 退院

入院から4週間後退院となり、医師からはしばらく自宅安静を指示され、食事内容と禁酒についても指導を受けた。
仕事復帰時期は外来通院時の血液検査の結果などにより、決めていくこととなった。

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⑤ まとめ

治療内容 食道静脈瘤硬化療法(しょくどうじょうみゃくりゅうこうかりょうほう)
医療費(概算) 950,000円
入院期間 28日(8月1日~8月28日)
就業不能期間 70日
  • ※公的医療保険制度および高額療養費制度利用後の自己負担額は、この金額よりも低くなります。
    たとえば、公的医療保険制度による医療費の自己負担を3割、高額療養費制度を利用する際の年齢区分を「70歳未満」、所得区分を「一般」、とした場合、自己負担額は約87,000円となります。
  • (注)本事例は、各傷病で想定される具体的な症状や治療・経過を基に作成しており、金額は2012(平成24)年4月の診療報酬・公的医療保険制度に基づいて算出しています。

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